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2022-04-23

肩の力を抜いて、「好き」を表現してもいい

こんにちは、asuperuです。

すっかり春本番になり、暖かい日が増えてきました。春は好きです。

桜が壮大な咲き誇りを終えると、チューリップがカラフルに花壇に並び、ネモフィラや芝桜がその脇を彩ります。ハナミズキも見頃を迎え、大きな花びらを風に揺らせています。

冬の間、身を潜め力を蓄えていた草木の鮮やかな花々が、青い空によく映えています。

桜と同じくらい大好きなハナミズキ。一青窈さんの歌で、飛躍的に知名度を上げた言葉ですが、実際の花もぜひ知ってほしい。ハナミズキの大きな木は、とても貫禄がありますが、小さめな木が並んで咲いているのもとても可愛らしくて好きです。ピンクと白を並べて、いつか庭で育てたいなぁ。

そんな春うららな日柄の良い日に、なんとなく、これからのことを思いふけってしまいました。

Contents

自分主導ではない人生の浮遊感

いくつになっても誕生日は、何か節目のようなものを自分に感じさせます。4月生まれのあたしは、年度はじめの環境変化と自分の誕生日が重なることが、あまり好きではありませんでした。

今年も誕生日を迎えふと考えます。来年の今頃、どこで何をしているのでしょうか。どこで、何をしていたいのでしょうか。どこで、何ができるのでしょうか。

あたしは、結婚と同時に海外赴任の夫へ帯同するために、会社を辞めて大きなキャリアチェンジを迫られました。

自分主導の人生では無くなってしまった今、漂うように、流され行き着くところで、自分にどんなことができるだろうかと、なんとなく落ち着かない気持ちには、まだ慣れません。夫の転勤が多い妻の方々は、その浮遊感とどう向き合っていらっしゃるのでしょうか。

それが、こと海外となると、その浮遊感が強くなる(帯同)のか、むしろいっそのこと切り離してしまう(単身赴任)のか、悩むところです。

もともと働くことが好きな性格なので、何かしていないと落ち着かないのは、あたしの長所でもあり短所でもあります。コロナで一時滞在中のこの間も、のんびり息子くんと過ごしていればいい立場にも関わらず、あれこれ手を出し、今では働く場所も仕事もいただくことができています。本当に、ありがたいことです。

Twitterで生まれた焦りを消したのも、またTwitterでした

Webデザインスクールも終盤になり、ポートフォリオの進捗もなかなか芳しくなく、何か発信したいなと綴り出したブログも、ここをどういう場所にしようか模索していました。

世の中、あたしが考えるよりもずっと、能力のある人たちが多く、Twitterを始めてからはなおさら顔も知らない人たちの有能さにまいってしまって、自分が何もできない人のように感じてしまっていました。さすがに一時期よりは落ち着きましたが、なんだかなぁとモヤモヤしていました。

ふと、朝活の時間が捗らず、好きなライターさんの記事をTwitterで読んでいたら、彼女のnoteまで飛んでしまい、そのままnote内を回遊。彼女のエッセイのように、丁寧に言葉を選びながら綴る言葉に、なんだか救われた気がしました。あぁ、好きなものを好きっていうだけの場があってもいいんだ、と肩の力が抜けました。自分の考えを丁寧に言葉にして紡ぐことも、一つの創作なのであって、派手に書き立てたり宣伝したりする必要もないと。

それが、田中裕子さんというライターや編集をされている方のnoteです。名著の編集を手掛けていらっしゃる方で、広く活躍されていらっしゃいます。

そして、Vlogというジャンルの存在を初めて知りました。You Tubeの動画配信の一つのジャンルで、生活を丁寧に記録していくVideo Blogのことだそうです。初めて見たんですが、そのシンプルでゆるい映像がとてもきれいで、時間が止まったようでした。

それが、こちらのnaoさんというYou Tuberの方の動画です。動画は、naoさんが丁寧に日常を過ごしている様子が映されており、心地いいバックミュージックの中に彼女の言葉のテロップがゆるやかに流れています。言葉選びもとてもステキです。

You Tubeというと、つい派手なリアクションや誇張表現、専門性の高い知識の披露が必要なのかと勝手に思い込んでいましたが、こんなに肩の力を抜いたジャンルもあるのかとびっくりしました。とはいえ、当然その構成やインテリア、音楽や魅せ方のクオリティを維持するために、かなり考えられているのはよくわかります。すごくその空気感や雰囲気がステキだなぁと感動。

noteの魅力も発見

今まで、名前だけは知っていたnoteの存在。ちゃんとどういうプラットフォームなのか知りませんでした。時々、記事を有料で提供している元がnoteだったり、起業されたかたの情報発信がnoteだったりしていたので、Facebookの記事版なのかな、とうような位置付けでした。

たまたまnoteに関する書籍も、手元にあったのでそのままその流れで一気に読破。

この本自体もとてもおもしろく分かりやすかったです。こんな広く開かれた場が提供されていたとは!とびっくりしました。noteで集客する方法などを説明する書籍もありますが、この本のスタンスはあくまでも「noteを楽しむ」ことだったことが、読破できた理由だったと思います。

noteは、名前通りノートが元になっているコンセプトで、自分のノートになんでも書き込むように作り上げる自分の好きなものを集めたマガジンのようなものだそうです。ブログのカテゴリみたいなものを「マガジン」としてまとめることで、そのマガジンだけの購読ができます。好きな記事だけを集めたオリジナルマガジンもつくれます。

いいね!ボタンのようなものはありますが、そういう数値に左右されるような世界ではなく、あくまでも自分の好きなものや好きなことを発信したり、受信したり、共有したりする場所。

思わず、アカウント作ってしまいました。ステキな場所ではないですか。ひとまずは、受信体制ですが、今後何か発信できるものができたらいいなぁと思います。

「好きなもの」ってなんだったかな

かつてあたしは、自分が好きなものを「好き」と考えることを放棄していた時期があります。

その時期から抜けた時に、自分の「好きなもの」を思い出す作業が必要なことに気がつきました。街を歩いていて、買い物にフラフラしても、自分が「好きなもの」がわからなくなっていたのです。その時は、そのことがとてもショックで、選べる自由を楽しむことができませんでした。

なんだか、その頃のことを思い出しました。

好きなものを集めて、自分の考えを述べる場所があって、それを提供することが誰かの参考になったり、支えになったりしてくれたらいいなと思います。うまくまとめられないこともあると思いますが、ちゃんと伝わるように伝えられるようにがんばります。

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