「日本語教育能力検定試験」合格に向けておすすめアルク通信講座

こんにちは、asuperuです。
「日本語教育能力検定試験」というのは、日本語を指導できる資格の一つです。日本語教師というのは、特に資格がないどできない職業ではないです。ですが、多くの日本語学校がこの検定の合格、もしくは420時間の教育課程の修了を条件にしているのをよく見受けます。
日本語教育能力検定試験 → http://www.jees.or.jp/jltct/
公式サイトでは、この検定試験について下記のように定義しています。
日本語教育能力検定試験は、日本語教員となるために学習している方、日本語教育に携わっている方に必要とされる基礎的な知識・能力を検定することを目的としています。
日本語教育能力検定試験公式サイトより
あたしは、2018年にこの検定試験に合格しました。年に一回、秋にある検定試験に向けて、そろそろ勉強を始める方がいらっしゃると思うので、実体験を交えてお伝えします。
結論から言えば、アルクという語学系の通信講座を受講し、独学で検定試験に臨み、合格することができました!
アルク → https://www.alc.co.jp/
5/25まで10%OFF!<検定合格率66.3%>「NAFL日本語教師養成プログラム」
英語を中心に、語学学習の講座がとても充実しています。語学を学習されている方なら、聞いたことがある会社だと思います。ロゴの顔マークにも、見覚えがあるかも知れません。
もしこれから受験をご検討している方は、こんな経験者談もあるということで、ご参考ください。
- 受験までの経緯
- 勉強方法
- その他の勉強方法
Contents
受験までの経緯
直接的な背景
あたしは、大学で言語文化学科に所属し、これまでにドイツ語を学びました。その後、人並みの英語力をキープしながら、行き着いたのは日本語でした。当時、航空機関係の仕事をしていたあたしは、某航空会社の方と仕事を一緒にしていました。航空会社というのは、その職種上、言葉遣いにものすごく敏感です。その方も類にもれず、とてもていねいな日本語を使う方でした。
おすすめされた日本語検定をきっかけに、日本語教育能力検定を受験することにしました。
なお、日本語検定とは、日本語を話す人すべてを対象とした、「日本語の理解度」をはかる検定です。
日本語検定 → https://www.nihongokentei.jp/
この日本語検定は、準2級を取得しています。なかなかコアな問題が多く、おもしろい検定でした。
日本語を学ぶ外国人を応援したい

日本語を学ぶ外国人には、ドイツに留学していた時からとても馴染みがあります。海外で日本語を学ぶ外国人は、みんな一生懸命に日本語習得を目指していました。世界の小さな島国である日本の難しい日本語を、必死に理解しようとしている姿を、心から応援したいと思いました。
それは社会人になってからも変わらず、ボランティアで教えたり、通訳ボランティアに参加したりしていました。
仕事上でも、外国人労働者の方々と関わる機会が多くありました。どんな形かはさておき、いつかそんな人たちのサポートができたらな、と考えていました。
勉強方法

勉強方法の検討
日本語教育能力検定試験の受験を決めた時、どうやって勉強しようか考えました。
- スクールへ通学し、日本語教師養成講座を修了する
- 通信教育で独学し、日本語教育能力検定試験に合格する
- 完全独学し、日本語教育能力検定に合格する
調べてみるとわかりますが、1. スクールへ通学するは、その手厚いサポートゆえお値段がかかります。まだ本業にするかもわからない資格に、それだけの支出をするのはためらわれました。そして420時間の講座に対し、時間が確保できるかわかりませんでした。
なので、日本語教育能力検定試験の合格を目指しました。
言語学の基礎は大学で勉強していたにしても、日本語教育能力検定試験の学習範囲は恐るべき広さです。日本語を指導するための知識が、あらゆる角度から問われます。
合格率26%前後ということで、ぼちぼち難易度も高いです。
さすがに3. 完全独学での勉強は無理だなー、、、と2. 通信教育で独学をすることにしました。
今はかなりいろんな学校で通信教育が提供されています。なので、どこの通信教育かは迷いましたが、TOEICを定期的にうけていたので、語学学習に強いアルクには、個人的に圧倒的な信頼感がありました。
しかも、アルクの講座には「合格パック」という合格保障の心強い講座があったんです。今でもありますね。これが背中を押し、受講を開始しました。
アルク 日本語教育能力検定試験 合格パック → https://www.alc.co.jp/entry/press-20201201-1
アルクでの勉強
受講申込後、届いたかなりのボリュームある教材に、おそらく驚きます。たくさんの教材を前に、あんぐりしたのを今も覚えています。
やはり昔から定評のあるアルクということで、ひとつひとつの単元がしっかりまとまっています。なので、コツコツと勉強を進めるしかありません。当時のあたしは、「どうやってこなしてやろう」と逆にやる気に火がつきました。謎の地震です笑。
動画や授業はないので、自分で勉強計画を立てながら、少しずつ進めていきました。
基本的には、自分でノートにまとめました。このノートは、その後何度も見直したので、とても役立ちました。暗記事項が多いので、語呂にしたり、何かに喩えたりと、謎の勉強跡が今も残っています。教材がかなり濃いので、持ち歩くのは大変です。パッと見返すことができるまとめノートは、あった方がいいと思います。
働きながらの勉強時間の確保

勉強することよりも、これが一番大変でした。平日は仕事が忙しく、残業も月45時間と結構がっつりしていたので、平日の勉強時間がなかなか確保できませんでした。
基本は、週末集中です。かなり週末返上で、土日に勉強時間を確保を続けました。祝日は休みではなかったので、本当に土日のみ。
日本語検定が6月にあり、その反動で1ヶ月くらい勉強したくないモードだったので、7月からスタート。日本語能力検定試験は10月末にあるので、実質7月から10月末の3ヶ月程度です。スタートが遅かったので、猛ダッシュでした。
その他の勉強
アルクの他に取り入れた勉強は、この本です。
後は、やはり過去問です。過去問は、かなり何度もやり込みました。全問、なぜその選択肢になるのか、教科書やノートの記載場所を探し、頭に叩き込みました。
公式での解説はされていません。ですが、世の中にはプロの方が、サイトでていねいに解説してくださったりしています。かなりお世話になりました。
毎日のんびり日本語教師 → https://nihongonosensei.net/?cat=8
最後に

日本語教育能力検定試験について、久しぶりに振り返りをしました。インドネシアでも役に立つかなと思い、教材は全部インドネシアにあるので、ノートなどをお見せできないのが残念です。
あたしは、日本語検定がいい助走になりました。アルクと併せてそれもあったので、比較的短期間で検定試験に合格ができたのだなと思います。
可能であれば、もう2〜3ヶ月あった方が、時間的な余裕や焦りは少なかったです。
ただ、やはり実際に日本語教師として働くことを考えると、日本語教師養成講座受講の方が実践的だなーと思います。友人は、あたしが今通っているWebデザイン講座のヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座を受講し、資格取得をしました。実際の模擬授業等をやるようなので、即戦力を養うことができます。
いますぐ日本語教師として働かなくても、日本語と向き合うとてもいい勉強になります。資格がなくても日本語教師にはなれますし、ボランティアで日本語を学ぶ外国人を応援することもでできます。でも、やはり原理原則を知っていると、いろんな伝え方ができるのも事実です。
もし興味があるようであれば、ぜひがんばってみてください。
あたしは、またインドネシアに戻った時に、日本語を勉強する人たちと、日本語の再発見ができるのが楽しみです。
コメントを残す