toggle
2022-09-15

hippoで楽しく言語の習得

ピース

こんにちは、asuperuです。

今回は、あたしが今参加している言語サークルのお話をしようと思います。

hippoとは、ヒッポファミリークラブのことです。

ご存じの方もいるかもしれませんが、ヒッポファミリークラブとは、いろんな国の言葉(スペイン語・韓国語・中国語・フランス語・ドイツ語など)をみんなで歌を歌ったり物語を聴いたりしながら、多言語の世界を多世代で楽しむ活動をしています。

最近、メディアでもちょこちょこ取り上げられているようで、少し話題になることもあります。

あたしは、去年の9月から参加していて、今月でちょうど1年になるので、少し振り返ってみようと思います。

Contents

hippoで言語活動しようと思ったきっかけ

hippoの体験会に参加

息子くんがちょうど1歳を迎える2021年7月頃、あんまり元気に動き回る活発な子だったので、何か習い事でもしようかな、と思い立ちました。

今や、赤ちゃん・幼児向けの習い事は、調べればずらりと出てきます。音楽、絵画、体操、語学と、昔からこんなにたくさんあったっけ?と疑問に思うくらい、習い事教室の広告を目にしました。

あたしは、できれば子どもと一緒にできるものがいいなぁと思っていました。子どもと時間と体験を共有することは、その後の会話や思い出にもなるので、コミュニケーションの幅が広がると考えていました。でも、調べてみると、子どもと大人が一緒に体験できる習い事というのは、そう多くありません。

さらに言えば、できれば自分の興味のある分野が希望でした。というとやはり語学?と、よくある子ども英会話などをチラチラみていると、たまたまhippoのチラシを見つけました。

ボールで遊ぶ子ども

ちょうどその頃にhippoの体験会があり、息子くんと一緒に参加しました。そこでは、多言語の物語がたくさんのスピーカーから同時に流れていて、いろんな国の言葉で歌ったり踊ったりと、初めて見る世界がありました。

あたしは、現地に行ったことのない人たちやちゃんと勉強したことのない人たちが、外国語をペラペラ話すことに、とてもびっくりしました。ドイツ留学の話をすると、みなさんとても熱心に耳を傾けてくれて、なんだか嬉しかったのを覚えています。

東京2020で見た母国語の大切さ

そんなあたしの背中を押したのは、折りしも同じタイミングで開催された東京2020オリンピックです。あたしは、オフィシャルボランティアとして参加し、海外からの選手の誘導やサポートをする仕事をしました。

選手たちは、試合に向けて当然ピリピリしていて、会場は独特な雰囲気に包まれています。そこで見た、選手が通訳にとても嬉しそうに話しかける姿や、その国の言葉で話しかけた時の嬉しそうな表情やリアクションに、母国語の大切さを感じました。

ドイツ留学では、たくさんの

言語の持つ影響力の大きさに、やっぱり言語っておもしろい!と再認識。

hippo創設者 榊原陽さんが唱える「その言語を大切にするということは、その言語を話す人を大切にするということ」だという考え方に、深く共感しました。

オリンピックが終わった頃、2021年9月からあたしのhippoでの活動が始まりました。

楽器

hippoのいいところ・ベベフィーのいいところ

hippoのいいところは、人のあたたかさ

ふっくらしたあたたかい環境、寛容に開かれた受け手がいる空間が言語習得には必須です。/

個人的な体験談から言えば、あたしはずいぶん昔にしたドイツ留学で学んだドイツ語の方が、3年前滞在していたインドネシアでのインドネシア語よりも、よく覚えているんです。

その大きな違いは、環境にあるのではないかと思います。もちろん、勉強にかけた時間や年齢などもあるかもしれませんが、周囲の環境が大きく違いました。

当時学んでいたドイツ語は、あたしのへたっぴなドイツ語を受け止めてくれる人たちや、ドイツ語で話しかけてくれる人たちがたくさんいたんです。

それに対し、インドネシアでは大学の留学生コースで、同様にインドネシア語を勉強していたクラスメイトと先生のみで、普段の生活は英語か日本語でした。

受け手がいるかいないかは、言語習得においてとても大切な要素です。人は間違えながら言語を習得していきます。その間違えをさらけ出せる信頼関係が、言語習得を促すのだと考えています。

信頼関係がある人だからこそ、なんでもない会話のやりとりを楽しもうとするし、聞いてくれる相手だからこそ、「伝えたい」という感情に素直になる。他者との会話ややりとりをすることで、自己を確立していくのだと思います。

そのコミュニケーションを育てる環境が、hippoにはあると感じています。

抱っこ

ベベフィーのいいところ

hippoにおいて、言語習得のためには、大人も赤ちゃんの言語習得をまねることを意識しています。聞こえた音をマネして、勉強ではなく生活の中で言語を習得していく赤ちゃんは、人間の言語習得活動の原点だと考えているのです。

これは、勉強で外国語を学ぶことがスタンダードと考えられている日本の外国語教育とは、大きく違う考え方です。

ベベフィーは、主にママを中心に、日常生活で見つけた赤ちゃんや子どもたちの変化を共有する活動です。あたしは、2歳の息子くんの毎日の観察を共有できる場として、この活動に参加しています。

定期的にZOOMでメンバーの共有会があり、そこでは最近の発見や関心があることなど、みんなが重い思いの話をします。他の人の話を聞くことで、自分にも新しい観点が生まれるので、楽しいです。

あたしは、個人的に息子くんの話す助詞が大好きです。ですが、友達に「助詞が増えたのー♡」などと言っても会話が弾むことはないです。でも、ベベフィーにはそこに萌えてくれる仲間がいるんです!

話が通じて、想いが伝わったときは、驚きと共に嬉しさが込み上げてきました笑。

並ぶ子ども

最後に

多言語活動について、hippoではもちろん多世代の中で気軽に楽しむことができます。ただ、hippoでは目下さまざまな言語研究だけでなく、脳科学研究と共に多言語活動の探求が進められています。

もう少し深掘りしてみたいな、という方には、その分野研究たちが待っています。

少しだけその扉を開けて、言語習得について考えてみるのもまた楽しいのではないでしょうか。

人間は、あたりまえに言葉を話します。それは、人間が生まれながらに持ち得る能力です。でもそのあたりまえがなんなのか、そういうことに意識を向けることは、日常生活を少しだけ豊にするかもしれません。

今後2年目に向けて、あたしにも息子くんにもどんな変化が起きるのか、楽しみながらこの活動へ参加してみたいと思います。

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA