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2022-08-09

2歳:「が」と「で」の大きな意味合いの違い

birthday

こんにちは、Webデザイン勉強中のasuperuです。

相変わらず、ポートフォリオ制作にいそしんでおります。この1ヶ月ほどは、jQueryとWordPressのオリジナルテーマ制作に奮闘しています。それはまた別記事で。

息子くんは、先月7月でとうとう満2歳の節目を迎えました。家族でたくさんお祝いをして、あたしも2歳の成長をめいっぱい感じさせてもらいました。

世の中では、「魔の2歳児」と呼ぶように、自我がかなり確立してきました。ただ、一時期のわがまま放題なだけではなく、話ができるようになったような気がします。

最近の言葉の大きな成長は、目を見張るほど多く、とても追いつきません。

ですが、気になる動向はこの2つ。

  • 助詞の「が」と「で」
  • 時間軸の意識

Contents

助詞の「が」と「で」の意味の違い

助詞が増えるとより「日本語らしく」聞こえる

ここ数ヶ月、息子くんの助詞の増加がすごいです。単語と単語をつなげる役割をするは、それ単体ではあまり意味を成しませんが、つなぐという補助的役割が「日本語らしく」聞こえるのに、大きな存在を感じさせます。

外国人の日本語学習者にもよく見られるこの現象なので、よく耳にすることがあると思います。

  • これ、欲しい
  • これ、欲しいなぁ
  • これこれなら、こっち欲しいかなぁ

下に行くほど、「日本語らしく」聞こえませんか?

助詞が無くても意味は通じますが、助詞があるとぐっと日本語感が高まります。

「が」も「で」も同じ格助詞

そうなんです、「が」も「で」も、同じ格助詞なんです。日常よく使うこの格助詞。ですが、この2つの格助詞の持つイメージを気にしたことがありますか?

例えば、この2つの文章を見たときに、どのように感じるでしょうか。

  • これいい
  • これいい

これ「が」いい、の方が、少し前向きな印象を感じませんか。

逆に、これ「で」いい、の方は、少し妥協というか、投げやりというか、打算的という印象を感じるのではないでしょうか。

こう並べるととてもわかりやすいですが、実はこれ、みんな日常であまり気にせずよく使う言葉なんです。

baloon

これ「で」いい、のエピソード

あたし自身、高校生の頃に姉とのエピソードでハッとした経験から、その後やけに気になりようになりました。

歳の離れた姉が、誕生日プレゼントを買ってくれるというので、一緒に買い物に出かけました。

まったくなんの気にもせずに、「お姉ちゃん、あたしこれでいいよー」と渡すと、一呼吸置いて姉が言いました。

「『これいい』って思うものを見つけようよ」

今まで、意識することなく使っていた「で」が、大きな意味の違いがあることに気がついた瞬間でした。なぜか、とてもよく記憶に残っています。それだけ衝撃的だったんです。

自発的に、前向きに選択するものには、「が」を使います。でも、「で」でも日本語として間違ってはいません。ただ、その意味合いが大きく違うのです。

息子くんの「で」

助詞を習得しているなかで、息子くんも当然「で」を使うことが増えてきました。

ハハ「ジュースとゼリー、どっちがいい?」

息子くん「ゼリーでいい」

ハハ「どっちいーい?」

息子くん「ゼリーいい!」

無理やり矯正するのは、あまり好きではありませんが、コミュニケーションの中で少しこちら側が意識して促すようにしています。

「で」自体は、それはそれでとても意味があり、利用頻度も多いので、もちろん必要です。ただ、何かを選択したり、意思表示をするときに、選んだ選択肢には「が」をつける選択ができると、いいなぁと思っています。

自身も、そういう場面では、極力「が」を使うように心がけています。

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時間軸の意識

ここ最近、息子くんは時間軸を意識するようになった気がします。

  • 昨日、やったね
  • 明日、行こうね
  • また、見ようね
  • 、いた?
  • 今から、いく?
  • さっき、いたね
  • 今度、遊ぼうね
  • この前、きたね

毎日起こるいろんな出来事を、思い出して話したり、これからの予定を共有しようとしたり、コミュニケーションをとる上で、この感覚があると話が大きく広がります。

本人も、この時間軸を習得しようと積極的で、会話の中で確認することもあります。

息子くん「これ、この前見たー?」

ハハ「うん、この前(3日前)見たよ」

息子くん「昨日?」

ハハ「ううん、この前(3日前)」

息子くん「さっき?」

ハハ「ううん、この前(3日前)

言葉の意味をインプットしようとして、2歳児ながら奮闘している様子がよくわかるのではないでしょうか。見たという記憶と、それが「いつ」のことだったのか、その「いつ」はどの単語なのか、腹落ちさせようと必死です。

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また、理解した上で、こんな会話もあります。

息子くん「今度、お買い物行こうねー(お買い物が大好き)」

ハハ「うん、今度、行こうねー」

息子くん「今から、行く?行く?(ニヤニヤ)」

ハハ「明日、行くから、今日は行かない」

時間軸を解った上で、自分の意見をさりげなくアピールしてきます。「行くぅ?」の言い方が、さも「行っちゃう?」みたいなニヤリの言い方で、それがまたあたしのツボをつきます。

まだまだ間違うことも多いですが、これだけ積極的なので、こちらも会話のしがいがあります。コミュニケーションの中で、たくさん学んでいって欲しいなと思います。

黒川伊保子さんの著書

少し話はそれますが、最近姉からおすすめの育児書の紹介があったので読んでみました。

脳科学者である黒川伊保子さんの「息子のトリセツ(扶桑社2021/8/1」です。

恥ずかしながら、初めて彼女の「トリセツ」シリーズを知りました。とてもたくさんの研究を出版されていて、圧巻です。

イラストが多用されていて、さらっと読めるので、おすすめです。「母も惚れるいい男」を育てるための極意というか、気をつけることがとてもわかりやすく書かれていました。

実際に、こんな子育てができるかは謎ですし、息子を惚れるような男にしたいわけでもないので、全てを真似するわけではないですが、気分転換になります。

そして、探しているときに、併せて見つけた同著者のこちら。

「女と男はすれ違う!: 共感重視の「女性脳」×評価したがる「男性脳」 (ポプラ新書2020/9/9)です。

あぁ、こうも違う男女なのか… となんだかスッキリします。

最後に

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ずいぶん自分の意思を言語化できるようになってきましたが、まだまだ2歳です。感情がたかぶった時には、言語化できる余裕もなく、泣き叫ぶだけの時もあります。

自分の感情が処理できず、口をへの字に曲げたまま、言える言葉が見つからないため涙をポロポロとこぼすこともあります。

そんな時は、抱きしめて言語化のお手伝いや、気持ちの処理につきあいます。

いい母親にはなれないかもしれませんが、いい相棒にはなってあげたい。

ただ、やはり会話が成立して、コミュニケーションがいっぱしに取れるようになると、2人で過ごす時間がずいぶん楽になってきます。これから、一丁前な口を聞いてくる生意気坊主になるかもしれませんが、楽しく子育てしていけたらいいなと思います。

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